社労士試験の独学合格攻略法(予想問)です

予想問

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予想問

過去問の攻略が終わったら、いよいよ予想問題集ですね。

ちなみに、私が使用した予想問題集については、他の記事で紹介しています。

 

 

私の場合、序盤戦は予想問題を中心に全力投球しました・・・。

 

ずばり、近道をしたかったのです。

 

ところが、そのことが作問論点の把握にワンクッションおくことになり、ダイレクトな傾向がつかめず、かえって遠回りとなる結果でした。

 

時間がない方、背水の陣の方、焦る気持ちは分かりますが、”正攻法が一番の近道”だと申し上げておきます。

 

過去問は、当たり前ですが本試験問題です。

本試験での合格を目指して勉強をするわけですから、その試験の出題項目や肢の文章構成、正誤の論点、法改正とその出題実績、全体から伝わってくる体感温度など、その出題傾向を肌で感じ取っておくことは不可欠です。

正攻法で過去問をしっかりマスターした人が予想問題に取り組むと、結構、解けますから効率の良さは明らかです。

これは、過去問と類似または周辺の項目で作問されている問題が多いのですから当然のことなのです。

 

 

また、予想問題集には、最近の法改正からの作問も含まれています。

ですので、必ず最新版、2016年(第48回)試験でいうところの2016年度版を購入しましょう。

 

ネット上では古い年度の問題集が格安で売られていたりします。

ですが、このようなものに手を出してはいけません。

特に社労士試験は、法改正と新法案が目白押しと既に別の記事で述べました。

それゆえ、社労士試験の場合、年度の古い教材は、正誤が大幅に変わってしまうことがあるのです。

 

これは、過去問集についても同じで、やはり、最新の法律に基づいた解答解説で作成されていると信じ切れるものを使用しましょう。(ちょっと、メンタル面も含まれています。)

何はともあれ、社労士試験の教材選び全般に言えますが、必ず最新版で勉強しましょう。

 

中古の購入による教材費の節約は、すなわち、貴重な時間の無駄な消費になってしまいます。

これでは本末転倒です。

最も貴重なのは時間だということです。

 

ただし、初学者でなく、かつ、年度によって肢の良し悪しの取捨選択ができる方は別とも言えますが。

 

 

社労士試験の受験科目には、労働編と社会保険編の2つがあります。

この二つの違いは何でしょう。

 

労働編は知識集約型の試験です。

一方の社会保険編は理論構築型の試験です。

はっきりとは区別できませんが、凡そ、そのような傾向にあると言えます。

 

まずは、労働編からお話ししましょう。

 

労働編は、そのほとんどが知っているか否かで正誤が決せられる問題です。

従いまして、やればやるだけ点数は伸びます。

ですが、やらなければ、それなりの点数になります。

この科目における得意不得意は、ただ単純に勉強量に比例します。

 

社会保険編はちょっと違います。

 

特に年金です。

やればやるほど点数が伸びる科目ではありません。

ですが、ある一線を超えると、ぐんと成績が伸び、かつ、結果が安定します。

理論構築型と申し上げましたが、ある一定の理論を理解すれば、その応用で解答できるようになるというわけです。

 

もちろん、全ての肢に当てはまるわけではありませんが。

 

例えば老齢厚生年金を考えてください。

 

60歳代前半の老齢厚生年金は、支給開始年齢が生まれた年によって異なります。

このため、テキストでこのあたりの説明は表のオンパレードですね。

これらの表は、全て暗記する必要があります。

表を覚えていなければ問題はほとんど解けません。

 

ですが、表が完全に頭に入っていれば、多くの問題の正誤を判断できます。

結果として、単純に暗記量で申し上げるならば、効率は良いと言えます。

 

また、障害厚生年金も例に挙げてみます。

障害厚生年金は、一般の障害厚生年金、事後重症による障害厚生年金、はじめて2級による障害厚生年金がありますが、この違いも同じく理論構築型といえます。

 

これらは全く違いますが、それぞれの本質を理解していなければ確実に正答することは不可能です。

確実にといいますのは、ある言い回しの時は正答できるのに、別の表現の時は正誤の判断に迷うということです。

 

逆に、本質を理解していれば、故意に読み違えをしやすいよう作問されていたとしても、確実に正答できます。

これも、やはり理論構築型の所以です。

 

 

私はこれまで、予備校の利点についてはほとんど述べてきませんでした。

が、理論構築型の科目である厚年、国年は、予備校の講師(できれば定評のある)の講義を受けた方が効率が良いと言えます。

私は、与えられた時間のほぼ全てを社労士試験の勉強に打ち込むことができたおかげで、試験範囲のほとんど全てを独学でマスターすることが可能でした。

 

ですが、それでも年金は手ごわい存在でした。

やればやるほど ”難問に遭遇する” ”奥の深さを知る” といっていいかもしれません。

遭遇時に予備校の先生に聞けたらと思ったことは一度や二度ではありません。

 

私の場合、障害厚生年金を理解できたのは、直前期です。

かなりの時間をロスしてしまいました。

 

「さっきはこう言っていたのに、なんで、この問題は違うんだーっ。誤植だ誤植。」

 

・・・誤植でも何でもありません。理解してないんです。

 

 

ですが、一度理解してしまうと、にやけてしまうぐらい簡単です。

 

本試験問題で狙われやすい個所は、作問しやすい個所です。

理解に時間を要するが、その実、結論はハッキリしているという分野は、作問論点として狙い目なのです。

 

この山を越えるのが大変です。

ですが、越えれば合格が見えてきます。

そこに独学か予備校かの決定的な違いはありません。

 

あくまでも本人次第です。

 

”年金は得意科目にしやすい分野”と世間で言われるのは、この記事で述べてきたことが理由です。

 

 

ある一線を越えれば、年金は好きになる科目なのです。

その一線を越えてください。

 

 

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