社労士試験の独学合格攻略法(選択式対策)です

選択式対策

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選択式対策

社労士試験の中で、私が最も恐れたのは選択式問題です。

したがって、この記事は若干長いです・・・。

 

大抵の受験生がそうだと思いますが、私も例に漏れず、居ても立っても居られないくらい恐れていました。

 

各科目5問中3問以上取らなければ足切り・・・とは、かなり手厳しいです。

このような設定ならば、5問中3問は、「えっ、社労士のくせに、こんなの分からないの???」的な問題にしていただき、残りの2問中1問は、「結構勉強しましたね。」。

5問全問正解は、「よくできましたね!」あるいは「いい引き持ってますねぇ。」といった構成にしていただければ、どれほど助かるでしょうか・・・。

 

ですが、こればかりは、一合格者の私が何かを言ったところで変わるものではありません。

それに、私が考え付くようなことは、言われなくても先生方は重々承知の上でしょうし、試験制度がこうなっているのですから、仕方ありません。

 

何度も申し上げますが、試験は結果が全てです。

努力の過程は一部の身内を除き、誰も評価してくれません。

勝つか負けるかです。

 

そうは言っても、1年間もの間、休日や帰宅後、あるいは仕事の合間に他の人が自由に過ごす時間を全て犠牲にして勉強に打ち込み、家族や大事な人をも巻き込み、社労士試験の本番、午前の350肢及び午後の40か所に己の運命を託し、全身全霊をささげて試験勉強に打ち込んだ結果の敗北は、心中痛いほど察します。

 

やはり、是が非でも合格を勝ち取るべきです。

選択式問題8科目中の1科目が2点で泣いてはいけません。

 

・・・なんだか精神論が中心の展開になりそうなので、合理的な話へと切り替えます。

 

 

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対策その1 択一対策

まず、対策第一歩は択一対策です。

 

えっと、誤植ではありません。

数多くの選択式問題に当たっているとよく分かるのですが、択一式問題の肢の一部を空欄にして作問するパターンは多いです。

予備校でも、択一式への取組みが受験指導の中心になっているようです。

択一式の点数が伸びれば、それに比例して選択式の点数も上がってきますので、至極当然です。

 

ですが、「択一式の勉強していれば選択式も大丈夫なんでしょ?」といった勘違いは禁物です。

 

 

じゃ、どうすれば。

 

はい。択一の問題を解いている時、このキーワードが空欄になったら正答できるか?と自問自答しながら解く癖をつけるということです。

私がこれに気付いたのは、7月ころなので、少し遅かったのですね・・・。

 

そんなの常識でしょ?とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

ですが、独学で、冷静さを失っている受験生には、こんなことにも気付かなかったりします。

 

正確には、気付かないのではありません。

意識して取り組む余裕がないだけですね。

もちろん、私自身「なんで今まで気付かなかったんだーっ。」と叫んだ覚えはありません。

分かってはいても、キーワードを抜いて考えなかっただけです。

 

ですが、このちょっとした配慮が後で効いてきます。ボディブローのように。

 

 

よく、選択式問題は、「さらっと解いた空欄は正解なので、後で見直してから直さないように。」とあちらこちらで耳にします。

 

これ、間違いありません。

 

実際、私も、本番で1か所書き換えて、間違ってしまいました。

あれほど書き換えまい!と決意していたはずだったのに・・・。

国年のCです。5点が4点になっただけなので、大勢に影響はなかったのですが。

この失態の原因は、私は本番の選択式でマークミスチェックを含め見直しを2回行っていますが、その時に思い出したような感覚に陥ってしまったんです。

 

さらっと読んで何気なく解答している空欄は、自分が今まで解いた問題集などに出てきた択一問題の肢の一つだったり、選択問題で空欄になっていなかったキーワードだったりします。

 

しかし、明らかな勘違いや間違いに気付いたときは別です。当たり前ですが・・・。

 

私の感覚では、見直した時に「6:4くらいで間違っているかな」くらいの比率であれば、直さない方が良い傾向にある気がします。

 

 

従いまして、択一式の問題集に取り組んでいる常日頃からキーワードに注意して問題にあたりましょう。

一通りの記憶が定着した後は、赤ボールペンなどで囲うと更に良いでしょう。

 

ただし、勉強を始めた最初の段階から囲うと赤ボールペンだらけになってしまうので、気をつけましょう。

選択対策その2 問題集

これは、おすすめの問題集のカテゴリーでも紹介しています。

選択式問題の作問論点は理論上無限大に等しいです。

試験範囲のどこを空欄にしても作問が可能だからです。

 

ですから、恐ろしいのです。

 

 

ですが、ここで合格基準の補正(いわゆる救済)があることを思い出してください。

この補正の意味は ”他の受験生がどれだけ解けたか” です。

 

これは重要です。

つまり、例え選択式で2点の科目があっても、”誰もが解けない問題は解けない” が ”みんなが解ける問題は解ける” という位置にいれば、合格の可能性があるということですね。

 

ですから、一般的な受験生が知っている空欄を確実に正答する力をつけるための勉強に焦点を当てるのです。

 

 

したがって、以前にも述べたように、売れている、あるいは有名な問題集を、その空欄のみでなく、解説や周辺知識、空欄になっていない他のキーワードを含め、完全制覇することが合格の条件となるわけです。

 

問題集で例に挙げるならば、TACの合格のツボ「選択対策」は必須条件で、これに大原の選択式問題集1〜5の完全制覇で、かなりのレベルに達するでしょう。

選択対策その3 模試

模試は各予備校の資格商戦の看板商品である旨の話をしました。

 

選択式は最たるもので、実際、模試を受けてみれば分かりますが、各校、当てにきてます。

また、前後や全体の流れ、あるいは社会通念上の常識的な考え方を駆使して、空欄を正答する訓練にも最適で、本番では誰も知らない空欄が必ず出ると信じて答練をするべきです。

 

ですから、模試では、知っているか知らないかだけで解答せず、持てる知力と判断力を全て投じ、「全く知らないが、これ以外にない」あるいは「これかこれのどちらかだ」といった、一定の根拠に基づいた解答を導き出せる訓練をしましょう。

選択対策その4 本番

私が取った選択式対策は、TAC合格のツボ選択対策、大原選択式問題集1〜5、各予備校の模試及び特典、市販模試、社労士Vの一部です。

 

これらの空欄は95%以上正答できるまで、繰り返し解いていますが、これによって、本番である第47回社労士試験はどうだったのでしょうか、内容を見ていきます。

 

 

労災

労基安衛は予想通り、といいますか例年通り、判例を中心とした長文問題。楽勝楽勝と労災へ、ところが、いきなりこの労災で全問不明!そんなバカな!!!

自信をもって正答できる空欄が一つもない状態で、まずは解答せずスルー。

真っ白になりかけます・・・。

落ち着け落ち着けとブツブツ心の中でつぶやきながら、雇用以降へ。

労災以外の他の科目は全て少なくとも3問以上正答の自信を持って解答。

 

一周した後、問題の労災へ。

いままでの苦労が・・・この労災1科目で撃沈か・・・。

 

いや、予想通りなんだと気を取り直し、やっぱり来たかと、文脈から全問正答するべく取り掛かる。

 

Aは ”確かどこかで見たな” と思い直し ”確かこれが正解” と6の介護を、で正解。

Bは・・・うーん。わからん。よりによって家内労働かいな・・・。 ”一定の作業を行う者だから・・・” と10の使用人を、で不正解。

Cはその後の文から ”家内労働関係で申請をする立場なので多分これ” と7の家内労働者等の団体を、で正解。

DとEは、じっくり読むと日本語の問題であることが判明。で、自信を持って11の相互補完と15の二重填補を、でいずれも正解。

 

結果4点を奪取し、事なきを得ました。

 

 

労一

本試験受験中は、それほど難問奇問さを感じなかった労一ですが、試験後ネット上で、その実態を知ることに。

その労一、思い直してみると。

 

Aは・・・何じゃこりゃ、見たことも聞いたこともない・・・。”一部の者に対する調査だから・・・”2のサンプルだなと、不正解。

Bは、これは2の増加でしょう。簡単簡単と、不正解。

Cは、常識問題ですね。正解。

Dは、これ、試験問題?一般的に4しか・・・で、正解。

Eは、これも準常識問題ですね。正解。

で、結果は選択式問題の結果中最低の3点・・・。

 

ギリギリセーフ。自宅での自己採点時に恐怖がやって来る結果でした。

 

 

社一

第47回試験の社一選択式は、条文からの出題でした。

私の場合、A、B、C、Eは自信を持って解答。Dは多分6だと思ったのですが、もしかしたらEで選んだ13の可能性も無きにしも非ずと考え、DとEを両方13にしました。

Dを6にしていれば5点ですが、もし、DとEを勘違いして反対に覚えていた場合で、かつ、A〜Cの中に万が一の不正解があった場合、3点を割る可能性も0ではなかったので、確実に3点以上をキープするため、DとEの空欄に同じ選択肢を入れたのでした。

 

結果として4点でしたが、こういった方法もありだと思います。

選択対策 まとめ

結論として、どれほど選択式問題をやりこんでも、本番で全科目3点以上を死守するのは、結構大変です。

 

なぜかといいますと、国語の問題が空欄になっている場合があるからです。

国語の問題は、当日のアドリブで臨むしかありません。

しかし、模試などでは自己採点時、「何でこんな選択肢を選んだんだろう」と思うことも、しばしばです。

 

そうです。冷静に取り組めば解ける問題は結構あるのです。

 

 

ですから、日頃から全く分からない、知らない選択式問題に取り組んでおく必要があるのです。

わからない問題の対処法は、グループ分けだとか、文脈から判断だとか、いろいろ言われていますが、実際に普段から取り組んでおかなければ、本番において冷静に正答を導き出すのは困難です。

 

重要なキーワードは、かなりの人が正答できます。

社労士試験において、合格レベルに必要な単語や数字といったキーワードは、重要なものから、それほどでもないものまでを含めると、数千を超えます。

 

ですので、

 

@キーワードはみんなが知っている順番に確実に抑えること。

A予備校や市販の模試の選択式問題の取り組みと解き直しをしっかりしておくこと。

B模試や本番では冷静に文章を読むこと。

 

この3点が選択式対策です。

 

 

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